パスタのレシピには「湯に塩を入れスパゲッティを茹でる」と
書いてあることがほとんどです。
では、なぜ、塩を入れるのか?湯の量、塩の量はどのくらい?
ここでは家庭でできる一般的な茹で方を2つの項目に分け紹介します。
さらに、より美味しいお好みのパスタの作り方もご紹介します。
①パスタを茹でるときは湯に対し1%の塩が目安
パスタを茹でるときに塩を入れる理由は大きく2つあります。簡単に説明すると…
①パスタに下味をつけるため
パスタには塩が入っていないため、湯に塩を入れることで下味をつけます。これによりソースとのなじみが良くなります。
②パスタにコシをあたえるため
茹でるときにグルテンが流れ出るのをおさえ、引き締め効果によりパスタにコシを与えます。これにより歯ごたえのあるパスタに仕上がります。
塩の量の目安は湯の量に対して1%でOKです。湯が1リットルであれば塩は10gとなります。目安からお好みで加減しましょう。
②パスタの美味しい茹で方
パスタを茹でるときは湯の量も大切です。
スパゲッティなどのロングタイプのパスタであれば目安は100gに対し湯量1~1.5リットル
マカロニなどのショートタイプのパスタであればであれば100gに対し湯量1リットル
(基本的な茹で方はロングタイプもショートタイプも同様)
①大きめの鍋に湯を沸かし1%の塩を入れ溶かす
②スパゲッティを放射線状にひろげるように入れる
ショートタイプは一気に沈める(表記時間でタイマースタート)
③スパゲッティが沈み込んだら、くっつかないように軽く混ぜる。
④火加減はフツフツと沸く程度。スパゲッティが湯の中で揺れるくらい。時々、軽く混ぜる。
⑤表記時間どうりに茹でたら湯を切りお好みのソースとあわせる。
③より美味しいお好みパスタの作り方
乾麺のパスタは製法によりブロンズダイスとテフロンダイスの2種類があります。ブロンズダイスは表面に溝がありザラザラしていてソースがよく絡みます。テフロンダイスは表面が滑らかになっていてオイル系のパスタによく合います。どちらも細めのものから太めのものまであります。
ソースによって、この種類を使い分けると、より美味しいパスタを作ることができます。
・ブロンズダイス…ボロネーゼやカルボナーラなど濃厚なソース
・テフロンダイス…ペペロンチーノや冷製パスタなど
さらに、茹でるとき天然の海塩や岩塩を使うと角のとれた旨味のある、より美味しいパスタに茹であがります。
まとめ
パスタを茹でるときは基本的な湯と塩の量で、お好みで塩の種類や濃度を変えてみたり、合わせるソースでパスタを変えてみたりすると良いでしょう。また、茹で時間を調節してお好みの歯ごたえに仕上げるなど、いろいろと自分好みのパスタ作りを楽しみましょう。